天災に強い窓ガラス教えて!

natural_disaster透明で歪みのないガラスが、充分な大きさで作られるようになったのは20世紀なかばのことです。溶かした金属の上にガラスを「浮かべる」ガラスの制作方法はフロート法と呼ばれ、20世紀最大の発明のひとつに数えられるほどです。
平たく均一なガラスが大量に作られるようになって、住宅の建築は大きく変わったようです。窓ガラスは自在に室内外を彩り、採光と眺望に大きな役割を果たしました。

しかし住宅において窓ガラスが使われれば使われるほど、それらが割れたときに被害リスクもまた大きくなっていったのです。台風や竜巻のような気象現象、火災時の延焼拡大、地震災害における破損と二次被害など、ガラスによって引き起こされる災害もまた、現代社会の抱えるリスクのひとつとなったのです。

災害時にガラスが割れることで引き起こされる被害は甚大です。ガラスは割れてしまえば鋭利な刃物となってしまいますから、落下や飛散によって被害をもたらすことでしょう。台風や竜巻にともなう突風や、それによって飛ばされてきた瓦や何かの破片が窓ガラスに衝突することによって、窓ガラスが割れたまたま近くにいた人が大怪我をすることだってあるでしょう。
もしも窓ガラスが衝撃に強く、なかなか割れない特性を持っていれば、そうした災害時のリスクはかなり軽減されることでしょう。たとえば強化ガラスという特殊な加工を施したガラスであれば、通常のガラスの3~5倍程度の強度を持つことが知られています。さらにこの強化ガラスは割れたときも粒状に砕けるため、鋭利な刃物のようになることがないため、怪我もしにくいという特性もあります。

一方で、延焼拡大を防ぐために導入されるのが防火ガラスです。ワイヤーの網入りガラスが有名ですが、網目のない耐熱強化ガラスというのも開発されています。耐熱強化ガラスは強度が通常のガラスの6~8倍と言われていますから、最も災害に強いガラスといえるかもしれません。